ニカラグア／リモンシージョ農園

コーヒー豆のグリーンの状態

ニカラグア特有の希少品種ジャバニカ。ゲイシャに似たその形はやや細長く先が尖って見えます。カップもパナマ・エスメラルダ農園・ゲイシャの様な華やかさを持っています。香りが特徴的で、浅炒りほど強い。完熟みかんの様な質の良い酸味は、嫌な酸味ではないので、深煎り党の方もぜひお試し頂きたい価値ある一品です。推奨焙煎度はシティローストに致しましたが、ミディアム～シティの範囲で様々なキャラクターが出てきます。
このコーヒーはエチオピア産ロングベリー起源のジャバニカという名の単一品種で、大変な手間をかけて生産されます。コーヒー研究所から届いたこのような品種を初めてこの土地で栽培するのはとてもリスクのある試みでした。そのため一握りの生産者がこのコーヒーを栽培しています。しかしこうしたハンデにもかかわらず、努力は報われました。2008年Limoncillo農園はLa Gloria農園と共に少量のコーヒーをCOEに出品し結果は第2位(91.43)。この品種を作り続けて7年、家族とって大変喜ばしい瞬間でした。
農園はカフェソル・イ・アグアグループの一員で、この輸出グループはウェットミル、ドライミルにおける丁寧な選別摘果を通してコーヒーの品質を最大限に引き出すことに重きを置いています。
【カッピングコメント】 シトリックアシディティ、スーパークリーン&スイート、ジャスミン、トロピカルフルーツ、クリーミーマウスフィール、バタリー、フローラル