グアテマラ／サンタ・ロサ

コーヒー豆のグリーンの状態

グアテマラは、国土の70％程度を火山地帯で占める、日本の国土の3分の1程度の国土を持つ中南米の国です。
（北部はメキシコ、北東部はベリーズ、東部にホンジュラス、南東にエルサルバドルと国境を接する）
このコーヒーは、フライハーネス高原（Fraijanes Pateau）とニューオリエンテ地域（New Oriente Region）の間に位置するサンタロッサの地域の小規模農家から集められました。
この地域はテカンブッロ火山（Tecuamburro）と高い山々に囲まれた豊かな火山性土壌でできており、国の南海岸に位置しています。この火山性土壌、つまり火山灰を豊富に含んだ肥沃な土壌がコーヒーノキの栽培に適しています。
この地帯に吹く太平洋熱帯の風は、定期的に温かい空気を送りこみ、雨雲を誘発し、霧や雨をもたらす複雑な気候となります。高い標高と、この独特な気候と土壌が組み合わさることで、この地域を、グアテマラのコーヒー産業の中でも最も品質の高いコーヒーの産地のひとつとして世界に名を知らしめています。
このサンタロッサコーヒーの売り上げの一部は、Union de Exportadores Guatemala S.A.を通して、
・有機肥料の補助
・コーヒー生産エリアの橋の建設修理
・雨水をためて置けるウォータータンクの設置
・小規模コーヒードライステーションの屋根の補修
・孤児院への車の寄付
に還元されるプロジェクト運営に還元されます。
Union De Exportadores Guatemala S.A.は1940年に創業、様々な団体との統合を繰り返しながら、現在ではグアテマラのコーヒーの輸出の10％前後を占めるまでに成長。グアテマラのコーヒーのブランド化やマーケティング活動だけでなく、コーヒー生産者との協働活動まで深く踏み込んだ活動を行っています。具体的には、中小規模の生産者が、品質の安定化、高品質化を達成できるように、技術専門家を派遣し、将来にわたってコーヒー栽培が持続できるよう積極的な投資活動を行っています。また、フェアトレード、レインフォレストアライアンス等の認証の書類サポートを行うだけでなく、有機認証に欠かせない、実際の栽培現場に欠かせない有機肥料の開発、配布まで踏み込んで取り組んでいます。