ニューヨークの取引所

ニューヨークの取引所

世界のコーヒーの価格はニューヨークで決まっています(ロブスタは主にロンドン)。その取引所は、あの有名な9.11同時多発テロ事件で潰されまして、視察に行った時は別の場所に作られていました。厳重なセキュリティーのもと撮影も禁止でしたが、アメリカ人の大男が取引する様子は、なかなかの迫力でした。不思議な事はオンライン化が進められている先端のアメリカで、大男がもみ合って「売りだ」「買いだ」とやっている事。「なぜそんな事をしているのか?」の質問に「それでも機能している」という歯切れの悪い回答が返ってきました。恐らく雇用問題なのでしょう。今はどうなっているのかな、又聞いておこう。

さて、コーヒーの価格は実際どういう理由で上げ下げするかというと、現在ほとんどがファンドの思惑によるものです。
基本は需給バランスで相場は動くものですが、残念ながらコーヒーも投機の対象となっており、操られています。
そんなわけで買い付けのタイミングは、他の投機対象となる為替、株、金、大豆など全体の動きを見ながら予想しています。

純粋においしいコーヒーを作る人と飲む人の間で、色々な人が動いています。