契約農園について

契約農園について

近年、契約農園という言葉が目につきます。なんとなくその言葉だけ聞くと、かっこいい、或いは専門的というような感じがあります。しかし、個人的には否定的でした。理由は、当初契約する際は良い豆を提供してくれても、農産物ですから翌年の
品質は保証されないからです。契約をしてしまった為、納得のいかない商品を買わなければならないからです。

私の尊敬する方の一人にこの話をしました所、回答は意外なものでした。その回答は、「契約とは豆を買うのではなく、その農園主の哲学を買うのだよ。良い時しか買わないのでは農園は育たない、手間をかけ一生懸命に取り組んでいる農園主に礼を尽くす、それが消費国の使命だ」というものでした。深イイ話でしびれました。