生豆の保管について

生豆の保管について

 生豆は焙煎豆と比べると変化が緩やかなので、あまり気を配る必要はありません。少々買い置きしても問題にならない事が多いかと思います。

 あえてこだわるなら、室温は15℃、暗い場所、湿度の高くない場所などが挙げられます。
 生豆はコンテナに入れられ船で運ばれてきます。1つのコンテナに17〜18トン入ります。ご存知の通り赤道に近い所から運ばれてくる訳ですから、昼と夜の寒暖差が大きく、結露が発生するリスクがあり、最悪の場合はカビが発生して使い物にならなくなります。スペシャルティーコーヒーなどの高級品はそういったリスクを避けるため、リーファーコンテナという庫内温度と湿度を管理できる特別なコンテナを用いて輸送されます。

 ちなみに私が高校生の頃、甘栗が好きで甘栗問屋で買ってきたものを学校で食べていました。
 友達がみんな欲しがるので、“これは商売になる”と考え、岡崎甘栗店は開業しました。順調に開業できましたので、調子に乗って5kgを仕入れました。ところがあくる日の朝から体調が急変、風疹にかかってしまいました。体調が戻り甘栗を見るとすべてがカビだらけ。岡崎甘栗店は静かに倒産しました。カビは恐いです。